第18回
| 「金じい語るエコストーブのこと」 | |||||
| 2008年のとある日… | |||||
| ヒュォォォォォ…ヒュゥゥ… | |||||
| 「ガチガチ…ゥゥ…さ、寒いでヤスね、金じい」 | |||||
| 「ブルブル…ウ、ウム。ホンに急に寒くなったノウ」 | |||||
| カチャカチャ…ギィィ… | |||||
| 「フゥ、ようやく家に入れやしたネ。でもまださみィや。 | |||||
| あっしの体はネ、寒いのに耐えられないように出来てるンですヨウ。 | |||||
| まったく家の中にいても寒さを感じるたァ、冬ってなァ難儀な季節でやすネ。 | |||||
| まぁ家にいれば壁板があるンで風は入りにくいからまだマシですがネ、 | |||||
| しっかしこの寒さだけはどうもネェ。最近は水ゥかぶった後や | |||||
| 風呂あがりなンかァ、震えちまいヤスからネェ…。 | |||||
| こういうのを『立て板に水』ってンでしたっけ?」 | |||||
| 「…なぁにをいっとるンじゃ。意味もしらンままにことわざなンぞ | |||||
| ナマイキに使いおって。寒い割にはべらべらしゃべりおるノウ。 | |||||
| 『立て板に水』たァ、お前のような奴を表すことばじゃア」 | |||||
| 「ヘェ?そうなンでやすか?マァどうでもいいヤ。 | |||||
| それよりもついにご主人がすとーぶを使い始めたようですゼ。 | |||||
| さっそくゴショーバンにあずかりにいきやしょうヨ」 | |||||
| 「…お主は最近いろんな言葉を覚えてきたノウ。 | |||||
| 『ご相伴』なンぞ今どき使う若者はおらんぞ…。 | |||||
| ウゥ…寒いノウ、何はともあれストーブにあたりにいくのは賛成じゃァ」 | |||||
| 「ヘイ、早速いきやしょう」 | |||||
| ボォォ…ボォォ… | |||||
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『きっもちええワァ』
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| 「いやァ、生き返りやすネ。しかしこのすとーぶってのは暖かいのは | |||||
| いいンでやすが、この石油臭いのはドウにかならないモンですかネェ。 | |||||
| 臭ってたまらンですヨ」 | |||||
| 「ウム。たしかにワシら犬にはちょいと臭うノ。石油ストーブは熱効率 | |||||
| はいいのじゃが、エネルギーを多く使うのが難点じゃナ。…ソウジャ、 | |||||
| ちょいとご主人に『エコストーブ』の広告でも見せてみるかノウ」 | |||||
| 「エコすとーぶでやすカ…そンなのがあるンですカイ」 | |||||
| 「ウム。例えば、植物系廃油や工業廃油を原料にした廃油ストーブや | |||||
| 薪を燃料とする薪ストーブなどが代表的なエコストーブじゃな」 | |||||
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『薪すとーぶ』
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| 「ヘェ…廃油ストーブはなんかエコな感じがしやすが薪ですカイ? | |||||
| なんかァ、いっぱい燃やして余計エコじゃねェ感じがしやすがネ?」 | |||||
| 「そう思うじゃロ?たしかに昔の薪ストーブは薪を燃やした後に、 | |||||
| 汚れた煙が外に出て、大気汚染の一因となっていたンじゃがノ。 | |||||
| 今は技術が進歩して、汚れた煙もまたストーブ内で燃焼させる、 | |||||
| 二次燃焼型のタイプのモノが市販されてるンじゃ」 | |||||
| 「ハァン」 | |||||
| 「さらに、この二次燃焼型の薪ストーブは部屋のほこりを燃やして | |||||
| くれるから家の中もキレイにさせることができるンじゃヨ。 | |||||
| しかも同時に大量の遠赤外線が放出されるのでかなり暖房効果も | |||||
| 高いンじゃア。さらにこの上で煮物をつくるとまたうまいンじゃヨゥ」 | |||||
| 「…金じい、やけに詳しいでヤンスね? | |||||
| てれびしょっぴんぐみたいでヤスヨ?」 | |||||
| 「こ、コホン…。ま、マァわしも勉強しとるからノ。決してお前サンに | |||||
| 内緒で出かけてた訳ではないじゃゴニョゴニョ…」 | |||||
| 「ハァン…?おい、じじぃ」 | |||||
| 「…ウォッホン!さ、さぁて、ご主人に広告を見せに行くかノ。 | |||||
| ご主人サァァァァァン…」 | |||||